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神棚のまつり方 
◆御神札につて

【御神札の種類】
 ご自宅や事業所の神棚に祀る御神札は、伊勢神宮から頒布する「神宮大麻」と氏神神社から頒布される「氏神神符」の二種類があります。
 御神札は神々のお力が宿されている御璽(みしるし)のことで、古来より神社と氏子をつなぐ心の絆であるとされています。

【神宮大麻】
 三重県伊勢市に鎮座する伊勢神宮は、天照大御神をお祀りし、日本の総氏神と称されています。
 伊勢神宮から頒布される御神札のことを特に「神宮大麻」とお呼びします。また神宮大麻のことを親しみ深く「あまてらすさま」や「お伊勢さま」とお呼びする方もいます。
 伊勢神宮のことを正式には「神宮」とお呼びします。

【氏神神符】
 氏神神社は、もともと祖先を同じくする一族(氏族)が、その祖神や一族に縁の深い神様を「氏神」としてお祀りしたのが始まりといわれています。
 それが時代とともに地域(郷土)の守り神のことを称するようになり現在に至っています。郷土の守り神である氏神さまの御璽をいただいたものが「氏神神符」です。

【御神札の数え方】
 御神札は「一体」「二体」と数えます。ちなみに、神社の御祭神は「一柱」「二柱」と数えています。

【御神札の薄紙】
 御神札には薄紙が巻いてあります。これは御神札本体を汚さないための包み紙です。
 新しい御神札をお祀りする際は、この薄紙を取り外してから神棚にお祀りします。

【御神札のお取替え】
 御神札は一年に一度お取替えをします。新年を迎えるにあたり、神棚を清め、神社から受けた新たな御神札を神棚にお祀りします。
 新しい御神札には、新しい一年をお守り戴く御神霊の力が宿されています。
 今までお祀りしていた古い御神札は、過去の一年が無事過ごせたことを感謝し神社に収めます。
 神社では御神火によって御神札を焼納します。

【年内にご不幸のあったご家庭】
 一緒に生活、同居している家族の方が亡くなられた場合は、五十日祭(仏事では四十九日の法要)を過ぎていれば、新しい御神札を受けて神棚にお祀りすることが出来ます。
 お正月が五十日以内にかかる場合は、五十日祭を過ぎてから後に、氏神神社から新しい御神札を受けることが出来ます。

 富山県神社庁資料より転記

 記:鵜坂神社 広報係 蒲田 政彦




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